ESG・脱炭素の基本用語をわかりやすく解説
基礎知識ガイド

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ESG経営共創サービス

統合報告書とは

概要と目的

統合報告書(Integrated Report)とは、企業の「財務情報(売上や利益、資産など)」と「非財務情報(ESG:環境・社会・ガバナンス)」を統合し、中長期的に「どのように企業価値を高めていくかの道筋(成長シナリオ)」」をステークホルダーに伝えるための報告書です。
近年、投資家の評価軸は目先の利益だけでなく、気候変動への対応や人的資本の活用といった持続可能性(サステナビリティ)へと大きくシフトしています。統合報告書は、企業がいかにして社会課題を解決しながら成長していくかを示す、コミュニケーションの根幹を担うツールとなっています。

有価証券報告書との違い

金融商品取引法によって上場企業に提出が義務付けられている「有価証券報告書」は、主に投資家保護を目的とし、正確な「過去の財務実績」を定型的なフォーマットで開示する制度開示です。
一方、統合報告書は原則として「任意開示」のレポートです。過去の実績だけでなく、自社の強みやビジネスモデルを起点とした「未来の持続可能性」を、自由なフォーマットで投資家や幅広いステークホルダーに対してアピールできる点に最大の違いがあります。

陥りがちな「ESG活動紹介型」の落とし穴

単なる「活動紹介」の限界

統合報告書の作成において、多くの日本企業が陥っている深刻な落とし穴が「ESG活動紹介型」になってしまうことです。
「CO2排出量をこれだけ削減しました」「安全や人権に配慮しています」といったESGの個別施策を網羅的に記載しても、それは各部門の取り組みを寄せ集めた単なる「活動の羅列」に過ぎません 。全体として何を目指し、何が自社の強みなのかというストーリーが欠如している報告書が散見されます。

評価されない実務的なリスク

投資家が知りたいのは、「そのESG活動が、将来の売上成長や競争優位、キャッシュフローの創出にどう結びつくのか」という経営戦略との因果関係です。
経営戦略とESGが分断され、「なぜその活動に投資しているのか」が経営トップの言葉で語られていなければ、投資家の意思決定材料としては使われません。他社と似通った報告書を作るために多大なコストと工数をかけても、市場からは「将来も成長しそうな企業」とは評価されないという大きなリスクを抱えることになります。

「企業価値創造型」の報告書へ | フューチャーアーティザンの支援

「企業価値創造型」への転換

この状況から脱却し、投資家から評価されるためには、ESG活動を単なる情報開示にとどめず、将来の成長力と結びつける「企業価値創造型」の報告書への転換が不可欠です。環境・社会への対応が、いかにして事業戦略に組み込まれ、リスクの低減や新たな収益機会の創出に繋がっているのかを明確な因果関係として提示する必要があります。

ESG経営共創サービスによる伴走支援

フューチャーアーティザンが提供する「ESG経営共創サービス」は、一般的な制作代行会社とは異なり、経営戦略レベルから実務まで伴走するコンサルティングパートナーとして企業を支援します。
報告書の表現を上辺だけ磨くのではなく、「ESGを経営戦略にどう統合するか」という根本的な問いにお客様と共に向き合います。自社ならではの技術や市場ポジションを再定義し、非財務情報が将来の財務的成果にどう繋がるのかという「因果関係の言語化」を強力にサポートします。

独自の価値創造「Scope V」

さらにフューチャーアーティザンは、ESG活動を単なる社会的意義やコストで終わらせず、企業価値へと転換させる独自の概念「Scope V(スコープバリュー)」を提唱しています。 従来のGHG排出量(Scope 1〜3)の削減や社会貢献を「守り」の指標とするなら、Scope Vはそれを競争力強化やブランド向上へと繋げる「攻め」の指標です。フューチャーアーティザンは、このScope Vの視点を統合報告書に組み込むことで、財務と非財務がシームレスに繋がり、グローバルな投資家から「将来も稼ぎ続けられる企業」として高く評価される価値創造ストーリーの構築を実現します。

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